Between the Lines Vol.3 / AS MEIAS
AS MEIASのSingle「Between the Lines Vol.3」のレビューです。
素晴らしいメンツが集まったこのバンドとしてはまだ2作品目ですかね。
2曲のシングルなのですが、非常にヘヴィロテ間違いなしの良盤です。
2曲とも7,8分と大作です。以下収録されている2曲のレビューです。
M1 「arouse」
このバンドがやりたいことがこの曲に詰まっている気がします。
このバンド特有の非常にプログレッシブな展開で曲が進みます。
各パートが独立して目立っているようで、それぞれが非常にうまく絡んでいます。
特にイントロの軽やかなドラミングとディレイっぽく反響するギターの絡みが最高です。
また、高橋さんの伸びやかなボーカルも非常にしっくりきます。
ギターの音もドンシャリで心地良いです。
M2 「instant」
人によって様々な解釈ができそうですが、
私的には印象的にbluebeardでいう「Snow」っぽい曲に聴こえました。
前半はしっくりとボーカル主体に聴かせるような歌モノなんですが、
後半は一気に演奏エモーショナルになり90's emo好きにはたまらない展開です。
後半の方はボーカルがやや少なめで結構インストゥルメンタルな感じです。
しかし、個人的にはその後半のボーカルメロディに好感が持てました。
2曲ともbluebeardより進化している様子が伝わってきています。
emo, PostRockあたりのファンには是非聴いて貰いたいです。
ただ、こちらはすでに廃盤なので入手はやや困難かもしれません。